【アンチヴァイラル(antiviral)】と人工肉
アンチヴァイラル、人生で最も好きな映画。
あらすじ
近未来、世界のセレブリティ達はカルト的人気を持つようになり、街の肉屋にはセレブの遺伝子から作られた人工培養肉が売られ、行列が出来ている。
そんな中で、セレブの罹患した病気(ヘルペスなんか)を採取し、そのセレブと同じ病気なりたいと願う狂信的なファンを同じ病気に罹患させるというビジネスが成り立っている。
そのビジネスに関する会社に勤める主人公のシドが、とある陰謀に巻き込まれていく。
感想
映像、音楽、ストーリー全てにエッジが効いてて静的に殴られるようなインパクト。
初めて観たとき本当に衝撃的で、何度も観ています。
私の好みとして、絵画のように見れる映画が好きというのもあって、まず映像的な美しさが凄い。
初めから終わりまで暗く重いBGMと雰囲気が続く割に画面は明るく鮮やかなのが非常に印象的。
深いメタファーみたいなのは特に無いし、構成としても複雑ではないのだけど、設定と映像のエッジで強いインパクトを与えてくるのは本当に凄いなと。
理屈じゃなく感性に訴えかけてくるところが本当に好きです。