げーとの思考

映画、本、音楽、思考に関する雑記中心のブログ

【マトリックスリザレクションズ】と表現方法の発想

この映画のタイトル、マトリックスレザレクションズじゃなくて「最強のふたり」でいいと思う笑

 

あらすじ

ゲームクリエイターのアンダーソンは昔から白昼夢のような症状に悩まされていた。その白昼夢の出来事からマトリックスというゲームを作り出したことで世界的ヒットゲームを作った。ある日、会社で緊急事態が発生し銃撃戦に巻き込まれる中、目の前に現れたのは自身の記憶とは異なる姿のモーフィアスだった。

 

感想

三部作として終わったかに思われたまさかの続編。
完全にとってつけたような話ではあるけど、うーーん全然良かったと思いました。
レボリューションズで確かに落ちてはいるけど、進撃の巨人のような終わり方をしてたし、万人が感じるハッピーエンドではなかったので本作みたいな終わらせ方にするのも悪くはないんじゃないかと。
新しく聞きなれない単語が出てくるところは引っ掛かりますが、だいたい意味は類推出来るので、過去三部作より内容自体はわかりやすいんじゃないかと思います。

トリニティの新たなマトリックス世界での名前のティファニー、ラストシーンの空に虹をかける、前作は男性のネオが救世主だったが本作ではマトリックス世界がアップデートされた事によってトリニティも救世主になった事、辺りは監督のジェンダー観に基づいた意味合いが込められてるようで。そういう方向性の私的な思想が入ってるところは意外でした。

今回はラナ・ウシャウスキー監督のみとのこと。兄弟から姉妹になられてたんですね、知らなかった。

 

いくつも面白かった点はあるのだけど、
ボットを爆弾にして攻撃してきてるっていうのを、マトリックス世界で高層マンションからの集団自殺っていう描写でアウトプットしてるのは本当に良い意味で狂ってるなと笑 どんな思考したらそんな表現方法思いつくんですかね凄すぎ。

あと、エグザイルになったメロビンジアンが「芸術、音楽、本、全て良かった。オリジナリティが全て。お前らはフェイスバッカ、ウィキ、クソションベン」
と言っているセリフが印象に残ったんだけどこれは…?デジタルとか効率主義に対する批判なのか?意図が読みきれなかったので何か分かる人いたら教えてください。

スミスが「私には夢がある。暴力的な復讐だ。」ってキング牧師の演説の一節でブラックジョークを言ってたのは笑った。ガンジーもバズーカ撃つレベルみたいなやつですね。

americancenterjapan.com

 

あんまり一般的な評価は高くないけど総じて観てよかった。

【べいびーわるきゅーれ】とC.A.R.システム

シンプルに、面白い。と思った。
Filmarksでも、日常生活でも何かと目にするなーこの映画。と思って視聴。

 

 

あらすじ

高校を卒業したばっかりの殺し屋の女の子二人が社会勉強のため共同生活をしながら普通の生活を送ろうと奮闘する物語

感想

極限に挿入歌がないところとか、低予算感が逆にハマってて良い。日常の切り抜き感がより強調されるというか。

ちさとのキャラとか、ヤクザの娘のキャラとか、一般的には割とスベりがちになる事が多いと思うが何故かこの映画だと上手くハマっている。
全員がキチンと狂ってるから浮かないのかもしれない。
役者さんの演技ももちろん大きいのだけど。なんだろう、主演の二人も、ヤクザの娘も、組長も、普通の会話をしてる時と暴力性を見せた時の二面性が完全に二面性になりきってないところが良いというか。
そこの二面性を見せようと意識すると視聴者からは過度に別々の人格っぽく映ってそれが嘘っぽくなる事が多いと思うが、キチンと違和感なく一人の人間が普通の時と暴力性を見せた時っという風に見えるのが凄いなーと。演技っぽくない、憑依系に見えるというか。
冷たい熱帯魚とかヒミズのでんでんさんに近い感覚。あと二階堂ふみさんとか。

まひろの役者さんはスタントの人なんですね。だからあんなにきれっきれなアクションが。地味にC.A.R.システムとかも取り入れられててジョンウィックを感じるところも好き。

特に期待せずに観たが大当たりだった。

続編も出てるようなので楽しみ。

【アンチヴァイラル(antiviral)】と人工肉

アンチヴァイラル、人生で最も好きな映画。

 

あらすじ

近未来、世界のセレブリティ達はカルト的人気を持つようになり、街の肉屋にはセレブの遺伝子から作られた人工培養肉が売られ、行列が出来ている。

そんな中で、セレブの罹患した病気(ヘルペスなんか)を採取し、そのセレブと同じ病気なりたいと願う狂信的なファンを同じ病気に罹患させるというビジネスが成り立っている。

そのビジネスに関する会社に勤める主人公のシドが、とある陰謀に巻き込まれていく。

感想

映像、音楽、ストーリー全てにエッジが効いてて静的に殴られるようなインパクト。

初めて観たとき本当に衝撃的で、何度も観ています。

 

私の好みとして、絵画のように見れる映画が好きというのもあって、まず映像的な美しさが凄い。

 

初めから終わりまで暗く重いBGMと雰囲気が続く割に画面は明るく鮮やかなのが非常に印象的。

 

深いメタファーみたいなのは特に無いし、構成としても複雑ではないのだけど、設定と映像のエッジで強いインパクトを与えてくるのは本当に凄いなと。

理屈じゃなく感性に訴えかけてくるところが本当に好きです。

 

ファーストインパクト

はじめまして、何処かの誰か様

このブログに興味を持っていただいてありがとございます。

 

さてさて、このブログは何者でもない私が日々の生活の中で思考したこと、音楽や映画や書籍の感想なんかを書いていくつもりです。ジャンルは増えるかもしれませんし、減るかもしれません。

あんまり書くジャンルを増やしたくはないなとは思っていますが、なにぶん雑多な事に興味があるのでバラバラと色々な事を書き散らすかもしれませんが何卒お付き合いいただければと思います。

 

そもそも何故ブログを始めようと思ったのか。

端的に言えば、自分の思考整理と深化するために他者意見を聞きたいから。です。

思考整理したものを発信する事はブログを始めてしまえば簡単ですが、他者意見を聞けるようになるまでにはどのくらいかかるんでしょうね。

ここまで読んでくれた方、ぜひ次の疑問に対する意見をコメントで聞かせてもらえればと思います。

 

『人は何故家族を作ろうとするのか』

 

生存本能と言えばそれまでなんですが、それだけではないと思っていて。

最終的に人間が死ぬ時って一人だと思うんですよね、いくら家族がいても。看取ってもらえない事なんか結構よくあると思っていて。

最後は一人はなるとしてもやっぱり皆寂しいから、自然の寿命がくるまで一人で生きていくには寂しいから、なのかな。と。

どうなんでしょうね。

 

なんて事をダラダラと書き連ねたりしていこうかと思います。

 

ではでは。